最近話題になっている育毛剤がある。知っている方も多いだろうが、ミカンを原料にしたものだ。
なぜ、ミカン?
どうやらミカン農家の方が、ミカンで増毛したことから研究を始めたそうだ。
現在は通信販売のみで販売している。育毛剤として。
これ、自分でも作れそうだぞ!と思い少し調べてみた。
ミカン この育毛剤、黄金宮という。テレビでも紹介されたのでご存知の方もいるだろう。
温州蜜柑、いよ柑、甘夏の果皮エキスを保湿剤として用いて、センブリ、ニンジンなどの血行促進効果のある漢方薬の効果を発揮させやすい環境を作る。
これが謳い文句を簡単に要約したものだ。

冒頭、自分でも作れそうだぞ、と書いたが、なにもセンブリやニンジンエキスの抽出を自分でやって全く同じ物を作ろう!なんてことではない。
かんきつ類の果皮エキスを保湿剤として使おう、ということなのだ。
血行促進効果のあるものは、普段使っているであろう、市販の育毛剤を使えばよいわけだから、育毛剤の効果をアップさせる補助剤として使ってしまおう!ということ。

使い方は下で書くとして、まずはレシピを考えなくてはいけない。
製造元もレシピは詳しく公表していないが、開発のきっかけになった農家の方の話は聞いたことがある。それをベースに考えてみる。

用意するもの
●ミカン、いよ柑、甘夏、ゆずなど、かんきつ類の皮20〜30個分ほど(400g程度)
●甲類焼酎35度(ホワイトリカー)900ml
●広口のビン

もう想像がついただろうか?そう、焼酎に漬けちゃえってこと。
アルコールは古来からエキス抽出のために利用されてきている。
全くもって理にかなった行為なのだ。
そんなわけで、ミカンの皮酒をまず作ろう。
決して飲むためのものではないので、甘さは必要ないから砂糖の類は使わない。

作り方
●ミカンの皮の表面を軽く洗って水気をよくふき取る。(食べる前によ〜く洗っておく方が洗いやすく手間がかからない)
●ミカンの皮を手でちぎり、2cm四方くらいの大きさにする。ヘタの部分は取り除く。
●広口ビンにミカンの皮を全て入れる。
●焼酎を全て入れる
●1ヶ月ほど、冷暗所に保存。

これで完成だ。
エキスをしっかり出すために、3ヶ月くらいはミカンの皮を入れたままにしておこう。
酒が少なくなってきたら、新しく作るよりも皮と焼酎を注ぎ足していくほうがエキスが濃くなるのでオススメだ。

使い方
●洗髪後、コットンなどにミカンの皮酒をつけて、頭皮全体を拭く。
●拭いたあと、育毛剤を頭皮につけてマッサージ。
これだけだ。別に難しいことをするわけではない。時間もかからないから試してみてはどうだろう。

蛇足
蛇足ながら、柑橘系の香りというのは最古のパヒューム(香水)と言われる。
かのナポレオン1世が愛用した4711という香水も柑橘系の香りで有名。
このミカンの皮酒も当然、柑橘系の香りになるので育毛剤特有の臭いを緩和してくれる。
保湿効果が期待できるので、朝は臭いが気になるので育毛剤をつけていない、という人はこのお酒だけをつけていくのもいいんじゃないか?
香水というのは基本的には、香り成分とアルコールだけでできている。
このミカンの皮酒も同じようなものなので、香水代わりにつけてみよう。

飲用した場合の効果は未知数なので、責任はもてない。
もしもチャレンジしてみたい、という方がいるなら、飲用するなら作るときに氷砂糖、もしくは蜂蜜などを加えておくと飲みやすくなる。

1ヶ月も待ちたくない、自分で作るなんて面倒くさい、というお方には、

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