髪の毛はお手入れを要求している。ほったらかしはだめだ。食生活、生活習慣でも書いたが、遺伝的に不安な方は毎日の手入れに気を使おう。仕事柄、髪が薄くなりそうな人は見当がつくので、サロンでも実際にアドバイスしていることと、サロンで話すとまずい話まで書こうと思う。
化粧品業界の人間には見られたくないことも書いちゃおうかな・・・。
ここで書くことは実際に発毛、育毛につながる可能性のあることだ。しかし絶対生えてくるとは断言できない。やらないよりは可能性があるよ、ということだ。なぜ、断言できないか?それは「発毛業界を考える」で書いていくつもりだ。
シャンプー実践 実際のケアで何が重要か?手段でなく、どういう状態にするのが好ましいのか?といことから。
まず、毛母細胞の栄養供給ルートの頭皮の血行を促進しなくてはいけない。ご飯を食べないと力が出ないでしょ?髪も一緒だよ。
次に、髪の毛の生えてくる「毛穴」の通りを良くしなければいけない。出口が詰まってると出るものも出られやしないからな。
そして、育毛剤をつけよう。栄養補助食品で体調整えるように血液から補充されない物質や、補充量が足りない物質を頭皮の側から補充してあげるのだ。
この上の血行・毛穴・育毛剤の3点が育毛の基本だ。育毛剤に関しては様々な効能をうたった商品が出ているが、常識的なものがいいと思う。ヘンなものをつけて皮膚がただれた、なんて例もある。

さて、薄毛に悩む人の大半は脂ギッシュな皮膚をお持ちだ。カッパもそうだ。非常にエネルギッシュな人間に多いのだと思う。エネルギッシュな性格なのに、「ハゲ」たことで消極的になる、なんてことは理不尽である。そのエネルギッシュな性格をヘアケアに向けてはいかがか?

まず、洗髪の基本からいこう。脂ギッシュならば洗髪は毎日行おう。ただし、シャンプーを使うのは2日に1回にしよう。「なんで?脂を取るなら毎日だろ?」とお思いお方、頭皮の脂にも需要と供給が成り立っているのだ。毎日、脂を取られてしまうと頭皮は一生懸命、脂を供給しようとする。すると脂が出やすい頭皮=脂性になってしまうのだ。だから脂を取るのは2日に1回、汚れを落とす為にお湯で流すのは毎日行う。これは血行促進・毛穴のケアの基本だ。
洗髪をいつ行うか?夜、就寝前に行おう。その日の汚れはその日のうちに落とすべきだ。古くなった脂肪膜は酸化し始めると変質してしまう。それが頭皮のかゆみや炎症につながる。また朝シャンは止めた方がいいよ。時間がないからすすぎ残しになりやすい。それに以下に書く洗髪方法は時間もかかるしな。

シャンプーを使わない日は、洗髪前にブラッシング(静電気の発生しない豚毛のブラシなどがいいね)、その後、たっぷりお湯を頭からかける。シャンプーブラシで頭皮全体をやさしく擦る。そしてさらにお湯で流しておしまいだ。

シャンプーを使う洗髪の手順は、まずブラッシング。そして髪・頭皮にたっぷりお湯をかける。しっかり流そう。これで帯電によってついたゴミやホコリが落ちてくれる。さらに髪と頭皮に対する摩擦が減る。こんな豚毛のブラシなら静電気も起きにくい。名門KENTのヘアブラシだ。¥6000くらいからで購入できる。
KENT 男性用長方形ブラシMS23D 【RICHBOY.net】  ¥7140
次にシャンプーを使うのだが、いきなり頭にかけるのはNG!直接頭皮につけると、すすぎ残しの原因になる。泡立てて使うのがいい。手にシャンプーをとり、泡立ててから髪につける。スポンジにシャンプーをつけて泡立てて、その泡で洗うのがカッパのやり方。
泡を髪につけたら、まず髪の毛を洗うつもりで、やさしく、軽くもんでやろう。ここで強く引っ張ったりしたら、細い毛は断毛したり、弱った毛は抜けてしまう。大事な髪を粗末に扱ってはいけない。できればここで一度お湯で流そう。髪の汚れをキチンと落としてから、頭皮に進む。

頭皮を洗う際は、指の腹を使う。腹、とは指紋のあるところ。ゴシゴシ洗うよりマッサージをかねて洗おう。左右の耳の上に5本の指の腹を頭皮にしっかり当てる。そこをスタート地点にして、5回「モミモミ」。頭のテッペン方向に向かって1Cm上に指をずらして5回「モミモミ」。また1Cm上にずらして5回・・・・、とテッペンまで進もう。
次は右手を右のこめかみ、左手を左耳の後ろに当てて、同じようにテッペンまで。
次は右手を額、左手を後頭部の生え際、次は右手を右耳の後、左手をこめかみ、次は右手を後頭部の生え際、左手を額。
この「モミモミ」は、毛穴の脂を揉み出すつもりで行う。最初に指を当てる場所は、生え際、というより生え際の少し外側、髪の生えていないところのほうが効果的だ。また、額が後退してきているのなら、もともとの生え際から行おう。もしも途中で泡がなくなってしまったら、泡を足して行おう。泡のない状態で洗うと、髪にも頭皮にも摩擦の負担がかかってしまう。泡を足す為にはスポンジが使い良いわけだ。
力加減は「痛い!」とか「弱い!」などと思うようではいけない。自分にとって「気持ちいい〜!」というくらいの強さで行おう。

続いて、頭皮全体を指の腹で擦ろう。洗い残しのないように生え際からテッペンに向けて手をジグザグに動かしながら額からテッペン、こめかみからテッペン、耳の上からテッペン、耳の後からテッペン、後頭部からテッペンとまんべんなく使うといい。この場合も泡がない状態では止めておこう。泡がなくなったら再度つける。
この際にマッサージブラシ、またはシャンプーブラシなるものを使うのも良い。このブラシは昔ながらの硬いプラスチックのような材質のものは刺激が強すぎて、頭皮をかえって傷めることになる場合がある。それよりも、軟質プラスチックやシリコンゴム系のブラシが良い。またこんなブラシも見つけた。竹ピンブラシというやつだ。竹は帯電しにくく硬さもあるので 竹ピンブラシ ”救髪力46”(サイズ小) 【エコデパドットコム】適度な刺激が気持ち良い。これをジグザグに動かしながら、上と同様に。血行促進、毛穴の脂除去に効果的である。
これで一応洗えたわけだが、さらに、やさしく頭皮、髪全体を擦るように洗ってシャンプーマッサージは終了。

次にすすぎ(リンシングという)。これもたっぷりお湯を使おう。シャワーで流しながら指の腹で軽く頭皮を擦る。これで頭皮のシャンプーの残留を無くすのだ。指で擦る際には擦り残しがないように額からテッペンに向かって2回、左右のこめかみからテッペンに向かって2回、左右の耳の上からテッペンに向かって2回、後頭部の生え際からテッペンに2回、指を通そう。これを2セット。最後にテッペンだけ軽く擦る。これでリンシング完了。
どうだろう、これだけでもかなり時間がかかってるだろ?

最後にリンス、トリートメントだが、頭皮に良くないから使わないという考え方もある。ボウズにしてからはカッパは使っていない。だが、髪の長い人は髪のきしみが出る場合があるので使ったほうがいいだろう。使い方だが、リンスの類は「髪の毛」のために使うのだ、ということを覚えて欲しい。頭皮には着けるものではない。できるだけ頭皮に着かないよう、液体でなくクリーム状のものが望ましい。それを手にとり髪の表面だけにつけて、たっぷりお湯をかけて流す。髪全体にリンスを塗りつけることは必要ない。お湯で流される時に髪全体にリンスの成分が付着するので少しでいいのだ。頭皮に残留リンスがないようしっかり流そう。
クレンジングは月にに2、3回程度ならやった方が良い。やりすぎ逆効果で、頭皮を荒れさせてしまう。たっぷり汗をかいた日にやったらいいね。クレンジング剤は市販品だとシーブリーズあたりが買いやすいしオススメだ。気持ちいい。洗髪がしっかり出来ていれば、クレンジングはそんなにこだわらなくてもいいだろう。市販のクレンジング剤で良いと思うが、カッパが以前使っていたのは「オリーブオイル」しかも食用!エクストラヴァージンオイルをコットンにつけて頭皮を揉んでいた。今は専用のものがあるけどね。結構取れるし肌にやさしいんだ。「脂を溶かすには油が一番いい」のは化粧品の世界では常識なのだ。 オリーブマノン バージンオイル 200ml【ナチュレルイボス】 ¥3990。ブラッシング後にこれを頭皮につけてマッサージ。お湯で流して、シャンプーの工程は上に同じだ。

どんなシャンプーが良いのか?よく聞かれることだ。絶対止めた方がいいのがリンスインシャンプーの類。リンスは頭皮につけないほうがいいのに、一緒になっちゃってるんだから。それから、髪をツルツルにする、とか、マニュキア成分入りなんかもダメ。モ○ズヘアなどの美容室系のものも育毛という点では勧められない。純粋に髪と頭皮を洗うためのものが良い。頭皮の自然な状態を作るためには、無添加系をオススメしたい。石鹸シャンプーも脂除去効果が高い。どちらにしても合成洗剤系のシャンプーは頭皮に負担がかかるから止めておこう。入手しやすいもの、しにくいもの、高価なものといろいろあるが、常識的な値段でカッパ、オススメのものをご紹介。

CACメンブレンヘアシャンプー 400ml¥1890 発売元CAC化粧品
これは無添加化粧品で有名な会社の製品。以前は粉末状のものしかなかったが、使いやすい液体になったのがこれ。頭皮の脂除去もかなりなもので、脂ギッシュな頭皮にぴったりだろう。無添加で肌にも負担が少ない。カッパも以前はこれの粉末タイプを愛用していた。CAC取扱店なら、美容室、理容室でも購入可能。CACでも直販をしているので検索してみてくれ。良い製品だが、ボウズにすることで、もっと良いものに出会えた。それが下のやつだ。

ココナチュラボディクレンジングソープ 700ml¥1800 発売元キクボシ
ボディーソープである。シャンプーじゃないが現在のカッパの愛用品。発売元のキクボシさんは理美容品の卸しをしている。仕事柄入手しやすいのと、頭皮の状態が改善したので使っている。無添加、無着色で非常に肌にやさしい。洗浄力も強すぎず、弱すぎず。食生活で脂を減らしているとCACでは強すぎる気がしたのでこちらに代えた。使い始めはヌルつきが出る感じだが1週間も経つとヌルつきがなくなる。基本的にボディーソープなので、髪はきしみがちだがリンスをすれば大丈夫。カッパはボウズだからリンスは使用していない。頭皮が改善されたと思う。製造後1年以内に使い切ってくださいな(使用期限付きなので)。行きつけのサロンさんで入手可能だと思う。

ジャスティーヌトリートメントシャンプー 700ml¥4095 発売元プリヴェール
こちらは使ったことはないが、石鹸系シャンプーのなかでは評判の良いものだ。洗った後のきしみが少ない、といわれてる。石けんクラブというサイトで通販が可能。ある育毛系サイトでも絶賛されていた。頭皮の改善が認められた、とのことだ。

レイソーシャボンシャンプー 250ml¥1575 発売元日本ヘアサプライ
あまりメジャーではないが、育毛系メーカーの老舗が出している石鹸系シャンプー。低刺激でさっぱり洗いあがる。以前使っていたが、アレルギーを持っている方でも比較的安心して使えた。アレルギーの種類によってはかゆみが出た方もいたので万全とはいえないが、良い商品だ。頭皮の状態を自然な状態に改善する。ネックとなるのは取り扱い店が少ないことだろう。行きつけのサロンに置いてあったら買ってみてはどうだろう。

スカルプマッサー シャンプー用ブラシ ¥500〜600 発売元VeSS
これはシャンプーブラシだ。軟質シリコンゴム製のブラシでちょうど良い刺激がある。洗髪時はもちろん、育毛剤をつけたときにも使える。

ケアナケア 
ご存知だろうか?水流で毛穴を掃除するものだ。かなり汚れも取れるし、マッサージ効果も高い。少々高価なのが難点だが、なにより気持ちいい〜っていうのが最高だ。これはサロンではなく、自宅で使用している。クレンジング剤よりクレンジング効果がありそうだ。調べた中では比較的安価(¥38000〜39800の価格帯だった)なのが下のお店。
ケアナケア【健康美人】 ¥38000

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